その認識、間違いかも?!妊娠中のアロマテラピーについて。
妊娠中は、いろんなモノに対して敏感になりますよね。
特に、「匂い」に関しては、どんな人でも、妊娠前と妊娠中では、明らかに感じる度合いが膨れ上がると思います。
その理由は、脳の構造とも、密接に関わっています。
(詳しくは、以下の記事をご覧ください!)
今回は、妊娠中に、アロマテラピーを行う場合に、 気をつけるべきことについて、書いていきます。
🌸妊娠全期を通じて、大原則として精油をなるべく「使わない」ようにしましょう。
特に、妊娠初期は、使わない方がいいと思います。なぜなら、切迫流産・早産の傾向があるからです。
また、お腹が張る時は、アロマテラピーを「一切行わない」ようにしましょう!
体調が安定していて、アロマテラピーを使う場合は、禁忌の種類をしっかり把握するようにしてください。
🌸妊娠初期NGな精油
カモミール(ジャーマン・ローマン)、ラベンダー、ローズ
🌸妊娠中期・後期NGな精油
アンジェリカ、キャロットシード、
クラリセージ、クローブ、シダーウッド(アトラス・バージニア)、
ジュニパー、ジャスミン、シナモン、
セージ、ニアウリ・ネロリドール、
タイム・チモール、バジル、
パルマローザ、ヒソップ、フェンネル、ペパーミント、メリッサ、ユーカリ(グロブルス・シトリオドラ)、
ラベンダーストエカス、レモングラス、
ローズマリー(カンファー・ベルベノン)
🌸肌が敏感になりやすいので、いつもよりも低濃度で使いましょう。
上記に記載した、子宮を刺激する精油や毒性が強い精油は使えないので、香りも優しい「柑橘系」の精油をメインとした、アロマバス・芳香浴がおすすめです。
🌸妊娠後期には、睡眠不足や疲労、足のつり、むくみ、腰痛、背部痛が増加してきます。
背中や下肢、お腹周りのトリートメントや、妊娠線の予防ケアとしてアロマテラピーを部分的に取り入れてみてください。
仰向けの姿勢を長くとると、背中の血管が圧迫されて、冷や汗や息苦しさ、血圧低下などの症状が起こります。
シムスの体位(*注1)と呼ばれる姿勢が、妊婦さんには楽なので、おすすめです。
*注1:まず、左側に横向きになり、右手と右足を曲げて、楽な姿勢になるように、抱き枕を抱える。
反対の手足を後ろに抜く。
(左右逆でも良い。)
心や身体をリラックスさせるための、アロマテラピー。
お腹の中に、赤ちゃんがいるときには、注意事項が沢山ありますね。
正しい知識を得て、日常的に使ってみてくださいね!😊💕